Nioumaru2020年就航新造船「仁王丸」
新造船のコンセプト
新造船「仁王丸」は令和2年4⽉に就航され、松島では令和初めての⼤型遊覧船です。
以前に建造された「第三仁王丸」の形を新しくデザインしなおした形状となっております。
また、船内にはWi-Fiや電源コンセント、遊覧船では⽇本初の「おもてなしガイド」にも対応しており世界各国のお客様や多様化するお客様のニーズにこたえられるように設計されています。
快適さも今までの遊覧船と違いワンランク上の船旅をお届け致します。
- POINT 1 おもてなしガイド
- POINT 2 船内にWi-Fi・電源コンセント完備
- POINT 3 バリアフリー
360度カメラ
※マウス・タッチ操作で⾃由に視点の⾓度を動かせます。
新造船・仁王丸ができるまで
- ❶ 2018年11⽉21⽇ 起⼯式
- ❷ 2019年01⽉12⽇ 部材切断加⼯
- ❸ 2019年02⽉11⽇ 船尾外 板パネル組み⽴て
- ❹ 2019年04⽉17⽇ 船尾・機関室・船⾸構造組⽴
- ❺ 2019年06⽉04⽇ 甲板艤装
- ❻ 2019年06⽉07⽇ 進⽔式
- ➐ 2020年1月30日 フローティングドック上架
- ➑ 2020年2月1日 仁王丸試走
- ➒ 2020年2月28日 松島に到着
❶ 2018年11⽉21⽇ 起⼯式
墨⽥川造船株式会社で執り⾏われました。船の建造開始を告げる、⼀番初めの⼤切で神聖な儀式です。
- 2018年11⽉吉⽇、東京の墨⽥川造船株式会社で起⼯式が執り⾏われました。
- 溶接の儀と⾔って⼀番初めの⼤切な儀式になります。
❷ 2019年01⽉12⽇ 部材切断加⼯
⼯場に搬⼊した鋼板は⾃動切断機によって切断され船の各部分を構成する基礎的な部材に加⼯されます。
- こういった鉄板を
- 専⽤の機械にセットして
- 機械でそれぞれの部品に型取ります。
- 型取りした部品を
- 更に細かく加⼯していきます。
❸ 2019年02⽉11⽇ 船尾外 板パネル組み⽴て
⼯された部品は組合わし、溶接によって繋ぎ合わせ⽴体化していきます。
- 加⼯した部材を組み⽴てる前に、船台の基準となるものを設置します。
- それから加⼯した部材毎に組み⽴てて
- 船尾(船の後ろ側)から組み⽴てていきます。
❹ 2019年04⽉17⽇ 船尾・機関室・船⾸構造組⽴
船底らしい⾒た⽬になってきました。⼈と⽐べると船がいかに⼤きいかが分かります。
- 船をひっくり返した状態で組み⽴てていきます。
- これは船⾸部分の船底です。
- 先ほどの船⾸部分とこの船尾部分をくっつけて船体が出来上がります。
❺ 2019年06⽉04⽇ 甲板艤装
甲板の艤装や上構の組み⽴てをしています。この辺りになると船の形が分かるようになってきました。
- 船の形が⾒えてきましたね
- 普段は⾒ることのできない船底部分です。ここにプロペラが付きます。
- こちらは1階部分のエリアになります。
❻ 2019年06⽉07⽇ 進⽔式
2019年7⽉19⽇、墨⽥川造船株式会社にて進⽔式が執り⾏われました。
⾊も塗られ完成が⾒えてきました。
沢⼭の⼈たちに⾒守られながら進⽔式を迎えました。
当⽇はイベントも開催され、近所の⽅々などたくさんの⼈たちに来ていただきました。
- ⼦供が仁王丸のぬり絵を楽しめるブースです
- 操作シュミレーションも経験できます
- 松島島巡りの観光船のブースでは松島のPR…うちの船⻑たちは⼈相が悪いですね(笑)
⽀綱切断により仁王丸が進⽔します。
仁王丸からすると初めて海に浮かんだ感想はどうなんでしょう?
- ここまでくると完成が待ち遠しいですね。
➐ 2020年1月30日 フローティングドック上架
2階部分も取り付けられ全体像がほぼ完成ました。
内装も出来上がってきて完成形が分かるようになってきました。
➑ 2020年2月1日 仁王丸試走
仁王丸が初めて東京湾で自走いたしました。天気も良く後ろには富士山も見えます。
➒ 2020年2月28日 松島に到着
2020年2月28日に東京の墨田川造船を出航してから太平洋を通り、松島に2020年3月4日に松島に到着しました。その後に神事を行いました。
仕様書・スペック
船名 | 仁王丸 |
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就航年月日 | 2020年4月19⽇ |
総トン数 | 180トン |
船の長さ | 35.4m |
船の幅 | 7.4m |
定員 | 400名 |
主機能性 | 423kW[575馬力(ps)]2基 |
航海速力 | 12.0ノット(最大速力14.0ノット) |
船内トイレ | 3ヶ所(うち1か所はバリアフリー対応。面積は3.96㎡) |
造船会社 | 墨田川造船株式会社 |